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 健康についてお役に立つ情報を少しずつですが、ご紹介いたします。
アルピコ
 アトピーの語源は「奇妙な」という意味のギリシャ語で、「遺伝性過敏症」として、1923年に名付けられています。 「アトピー素因(アトピー体質)という体質の人が、さまざまなアレルゲン(抗原)と機械的刺激に曝された時に起こる皮膚炎」 と考えられていますが、原因やメカニズムは、充分には分かっていません。幼児期に多く見られ、患者数も増加しています。

 現在のアトピー治療の主流は
   「かゆみ」を止め、掻きキズなどでこれ以上傷つくのを抑え、皮膚の回復を待つ
というものであり、根本から治療するものではありません。 主に使用するステロイド(外用薬)や抗ヒスタミン(内服薬)の副作用に関する不安もよく聞かれます。 また、自己流の治療は大きなリスクがつきまといます。
 以下に皮膚科医向けのガイドラインをご紹介しますので、参考として下さい。 ステロイドを使用する場合はしっかり塗って、短期間で炎症を抑え、塗らない時間を多くすることがコツのようです。
 一方で、かえって症状が悪化するケースもまた存在し、切実です。ステロイド治療とは意見を異とする団体の見解も併せてご紹介いたします。

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎治療ガイドライン2004(PDF)より抜粋
  • 根拠に乏しい不信感からステロイド外用剤忌避の風潮から重症化している患者が増えている
  • 治療の目標は次の通り、1)症状が無い、あるいは軽微で薬物療法もあまり必要としない。2)軽微な症状が持続しても悪化せず、仮に悪化しても広がらない
  • 薬剤療法で最も実績があるのはステロイド外用剤、次いでタクロリムス外用剤が挙げられる
  • 重症度に応じたステロイドの強さを選択することが肝要
  • ステロイド外用剤は3ヶ月間塗りつづけて改善が見られないことは稀
  • ステロイドには局所的副作用もあるが、中止や適切な処置で回復する。副腎不全などの全身的副作用のある内服剤と混同されがちなので理解してもらうべき。
  • タクロリムス(プロトピック)軟膏はガイドラインに忠実な使用が必要。また、リンパ腫、皮膚がんの報告例があることは患者に報告する義務がある
  • ステロイド軟膏で炎症がおさまってもそれ以外の外用剤で予防的に1日2回を原則に薬剤療法を行うことが望ましい
  • 悪化因子は多種多様であるため、因子除去も重要であるが薬物療法が主となる
  • 生活指導としては、入浴などで皮膚を清潔に、室内環境を清潔・快適に、規則正しい生活、皮膚への刺激を少なく、などが挙げられる
  • 他の療法は科学的に有効性を証明されていないものが多い
(NPO法人)アトピー・ステロイドセンター情報センター
『ステロイド忌避は患者の体験に基づくが「根拠に乏しい不信感」とする根拠は?』 、『「ステロイド外用剤の長期使用による有効性と安全性が十分評価されている」ことの根拠は?』 など、上記ガイドラインをめぐる同団体から皮膚科学会への質問とその回答が公開されています。
⇒日本皮膚科学会に質問書を提出しました
⇒アトピーケアー病院
【2007.3.9更新】
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アルピコ
かゆみの連鎖
◆かゆみは痛み
 「かゆみ」を伝える神経というものはありません。「痛み」を伝える神経が「かゆみ」として伝えます。 つまり「かゆみ」は弱い痛みなのです。
◆掻く→傷→菌の増殖→かゆい→掻く
 「痛み(かゆみ)」は原因(=刺激)があって発生します。 アトピーなどのように皮膚が弱っていると刺激に敏感に反応します。
 かゆいから掻く、掻くから皮膚が傷つく、傷つくと皮膚は弱り刺激に弱くなります。また、傷口に好んで繁殖する菌が刺激となります。 かくして皮膚はさらに弱くなり、「かゆみ」が悪化していきます。
◆かゆみを軽減するには
 ・刺激を無くす(衣服の素材、日用品の化学物質、水道水の塩素などに注意)
 ・清潔にする(小さな傷口は黄色ブドウ球菌などの菌が繁殖しやすくなります)
 ・肌を健康な状態にする(保湿剤の使用や、食事・規則正しい生活に気をつける)
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